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総して三役と呼ばれる会長、副会長、研究統括らを中心に、模擬国連国立研究会は活動をしています。

2026年度は、模擬国連国立研究会44期のメンバーが運営代として国立研究会の活動を運営します。

​三役紹介

会長

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佐々木茜

東京外国語大学国際社会学部

​中央ヨーロッパ地域専攻

ドイツ語科2年

 こんにちは!日本模擬国連国立研究会44期会長を務めます、佐々木茜です。 友人に自分のサークルについて話すといつも聞かれるのは、「模擬国連って結局何をしてるの?」ということです。その質問をされるたびに、いつもどう答えるべきか頭を悩ませています。 

 模擬国連を一言でいうと「各国の大使になりきって様々な国際会議をシミュレーションする活動」です。参加者は、一国の大使として議論し交渉し、そして決議案を作成し採択を目指します。 しかし、模擬国連がどのような活動かを一つに定義するのはとても難しいです。大使として自国の国益を追求する“戦略的なゲーム”とも捉えられますし、異なる価値観を持つ相手と向き合い、対話を重ねながら合意点を探っていく場とも言えます。模擬国連は、それほど多様な魅力を持っています。 一方で、模擬国連は「難しそう」という印象を持たれることが多く、実際に会議のためには国際社会や国際法、自分の担当国などを深く理解することが必要です。しかし、それほど難しいからこそ面白いとも感じますし、また自分にとって納得のいく交渉ができたときや、会議を通じて友達ができたり、会議中の面白い発言に笑ったりしたときに「やっぱり模擬国連はやめられないな」と思います。 

 

 そんな模擬国連の活動は日本全国さまざまな場所で行われておりますが、普段の活動の主体となる「研究会」の一つである、私の所属する国立研究会は東京外国語大学や一橋大学、ICU、津田塾大学など様々な大学の学生で構成されています。また、活動内容として、年に6回行われる会議だけではなく、主に毎週水曜日の18時から東京外国語大学にて行われる会議のための勉強会などを行う通常活動や、夏合宿やハロウィン企画などのイベントを開催し、会員同士で交流を深めています。国立研究会には、時には真剣に議論を交わし、また時には全力で笑い合える、他人への思いやりに溢れた仲間がいます。そんな同期や先輩方の存在も私が模擬国連を続ける理由の一つです。

 

 「模擬国連ってほんとうに自分にできるのかな?」と思う方もいらっしゃると思います。実際、私も模擬国連を始める前はそのように思っていました。しかし、心配をする必要はありません。ここにはあたたかい先輩や同期がいますし、そしてなにより魅力的な模擬国連の世界が広がっています。 ここでしかできない体験をぜひしてみませんか?皆さんのご参加を心よりお待ちしています!

日本模擬国連国立研究会第44期会長
東京外国語大学国際社会学部

中央ヨーロッパ地域ドイツ語専攻佐々木茜

​副会長

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​戸田真由佳

一橋大学法学部2年​

 こんにちは、国立研究会44期副会長を務めております、一橋大学2年の戸田真由佳と申します。


 まず、ほとんどの方が抱くであろう模擬国連とはなんぞや、という問いに対しては、会長や研究統括がそれぞれ彼らなりの見解を述べてくれていると思うので、私の方からは模擬国連に参加してみようか迷っていたり、自分が参加していい団体なのか不安を抱えている方々に対して、少しだけ私の経験の話をさせていただこうと思います。


 私が模擬国連に参加しようと思ったきっかけは、国際情勢に興味を持っていたからでした。実際にどのように模擬の会議が行われるかなどの知識は最初は全くなく、ただ漠然と、目指している国際系の進路への糧になる知識が手に入ればいいなぁくらいに考えていました。実際に模擬の世界に足を踏み入れてみて、得られたと感じたものはまた別でした。会議では、用いる国際法の知識はもちろんのこと、それに加えて、いかに自分と異なる価値観や前提に立った相手と、自分の国益を損なうことなく合意に至る戦略を立てるか、そしていかに論理立てて議論を行うかという力が必要になってきます。また、どこまでいっても相手にするのは同じ人間であり、その点を無視しては戦略も知識も意味をなさないということを実感することができました。得られたと感じたものは、当初私が目当てにしていた国際情勢への知識というよりもむしろ、第37回模擬国連会議全日本大会の基調講演でのお言葉を引用させていただくと、「前提の違う他者とどう向き合うか」ということへの思考の方法のようなものでした。
長々と経験談を語ってしまいましたが、模擬国連という活動を通して何を得たいのか、何を目指すのか、そして実際の会議を通して何を得ることができたと感じるのか、それは人によって千差万別であろう、というのが曲がりなりにも模擬国連に約1年ほど参加してきた私の現状考えるところです。必ずしも目当てにしていたものを得られるとは限りませんが、模擬を通して思考することは、これからの人生において大きな糧となると私は感じています。


 興味を持つきっかけは何でも構いません。さまざまな動機を抱えながら、私たちと共に活動したいと決断をしてくださった皆さんとお会いできることを、会員一同心から楽しみにしています。

日本模擬国連国立研究会第44期副会長

一橋大学法学部2年戸田真由佳

北村優翔

東京外国語大学国際社会学部

オセアニア地域専攻2年

 よく「模擬国連などただのごっこ遊びで無意味だ」という主張がなされることがあります。たしかに、多くの会議では過去の史実を扱い、時には現実と全く同じ結論に行き着くこともあります。それを見て、単なる議論の焼き直しに過ぎないと冷ややかに捉える人がいるのも事実かもしれません。
 しかし、私たちは小学校の頃から「予測不能な時代」や「答えのない未来」という言葉を散々聞かされてきた世代です。
ニュースを見れば、その言葉が残酷なまでに現実のものとなっていることを肌で感じざるを得ません。


 世界規模での排外主義の強まり、大国小国問わず主権国家の力による現状変更。戦後人類が積み上げてきた国際法と秩序は一蹴されようとしています。依然として10人に1人は極度の貧困状態にあり、2050年までの深刻な気温上昇も確実視される中で、私たちの未来には重い暗雲が垂れ込めています。一方で、人権概念の確立や飢餓・疫病の撲滅、環境保護など、不完全ながらもこれらを前進させてきたのが国連であることもまた紛れもない事実です。


 私たちが模擬国連という場で行っているのは、単なる知識の蓄積ではありません。複雑に絡み合う国益と理想の狭間で、今の自分たちが生きる世界を論理的に、そして多角的に捉えるための視座を獲得することです。
 それは、画面の向こう側の出来事を遠いニュースとして消費するのではなく、自分たちが生きる世界そのものの課題として、当事者の痛みと共に引き受ける営みに他ならないと言っても過言ではないでしょう。混迷を極める現代において、私たちは何を頼りに歩むべきなのでしょうか。暴力や断絶が答えを急がせる今だからこそ、問い直したいのです。
 

 私は人間を人間たらしめているものは、他ならぬ「対話」であると信じたい。たとえ利害が対立し、妥協点が見えない絶望の中にあったとしても、言葉を尽くして他者と向き合い続ける。その粘り強いプロセスこそが、私たちが人間であることを証明する最後の砦だと信じています。
冷徹な現実を凝視しながらも、より良い世界を構想することを諦めない。


 本研究会が、そんな志を持つ仲間たちの真剣な対話の場であり続けることを願っています。
本研究会が、そんなみなさんの思考と対話の入り口となることを願っています。

日本模擬国連国立研究会第44期副会長
東京外国語大学国際社会学部オセアニア地域専攻北村優翔

研究統括

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大﨑悠歩
​東京外国語大学国際社会学部
中東地域ペルシア語専攻2年

 こんにちは、国立研究会44期研究統括を務めております、東京外国語大学2年の大﨑悠歩です。
 三役紹介を書くにあたって私はなぜ模擬国連を続けているのだろうと考えたとき、それはやはり模擬国連会議という営みが楽しいからだという結論に至りました。


 模擬国連では、様々なバックグラウンドを持つ全国津々浦々のもぎこっかー達と一つの会議に出席し、本気で議論し交渉します。大勢の人と一つの物事に本気で向き合うのは最高に楽しいです。そして一度会議に出れば、参加者全員が圧倒的に密度の濃い時間を過ごし、日が暮れて会議が終わる頃には模擬国連会議という共通言語を獲得することができます。同じ会議に参加した人とは会話が尽きることはありません。


 人とのつながりができることは模擬国連の大きな魅力の一つですが、それは模擬国連をする上で求められる、相互理解という能力の上に成り立っているのかもしれません。


 模擬国連において、我々はひとたび会議に出ればただの大学生ではありません。一国を代表する大使です。時間をかけて会議準備をし、議場と自分の担当国への理解を深める。そして各国大使の視点から世界を眺めながら、どうすれば意見の異なる相手と合意が生み出せるのか考える。これは模擬国連でしか得ることのできない貴重な経験です。


 政情やイデオロギーなど、行動の前提が異なる相手と合意を生み出すことは決して容易なことではありません。そもそも双方の利益の最大化を達成することを目標に据えるのか、それとも相手を負かして自国の利益を最大化することが目標になるのかは大使や参加する会議によって異なるでしょう。しかしどちらにせよ、我々大使に求められるのは、様々な視点から物事を考え抜く力、そしてコミュニケーションをとろうとする意思です。


 各国の持つ異なる考えや状況、そして会議のテーマとなる諸問題を紐解きながら最適解を導く。そのためには自国の視点と他国の視点から問題を深く理解する必要があります。そして知識と知力を動員しながらも、相手と対話を続ける。その先に意義のある合意は生まれます。字面で見ると難しくみえるかもしれませんね。いや実際とても難しいです。でもこうした模擬国連の営みに、私は夢中になっています。


 小難しいことを長々と偉そうに書いてしまいましたが、総括すると、やはり模擬国連は最高に楽しいです。一見すると敷居が高そうに見えるかもしれませんが、興味が出てきたなあという方は是非一度いらっしゃってください。まだ見ぬ楽しさが待っているはずです。

 

日本模擬国連国立研究会第44期研究統括
東京外国語大学国際社会学部中東地域ペルシア語専攻大﨑悠歩

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